水産庁は、水産加工関係団体の協力を得て実施した、青森県、岩手県、宮城県、福島県及び茨城県の水産加工業者における東日本大震災からの復興状況に関するアンケート調査の結果を取りまとめました結果が公表されましたので、ご案内致します。
<調査結果のポイント>
(1) 生産能力や売上の回復状況について、依然として生産能力の回復に比べ、売上の回復の程度が遅れています。
(2) 資本別の施設の復旧状況や売上の回復状況について、資本金1千万円以下の小規模な水産加工業者では、売上の回復が遅れている傾向がみられる一方で、生産能力については回復が横ばいの傾向にあります。
(3) 復興における問題点について、「販路確保・風評被害」が最も多く、続いて「人材の確保」、「原材料の確保」が挙げられている。
(4) 特に、「販路確保・風評被害」に対して求められる施策については、「既存の販売チャンネル以外における販売」、「新商品の開発」及び「展示会等への参加」等が挙げられています。
【参考URL】
≪水産加工業者における東日本大震災からの復興状況アンケート(第2回)の結果について≫