よくあるご質問

よくあるご質問

水産加工品の年間生産量は、どのくらいですか?
水産物流通統計年報(農林水産省統計情報部発行)のなかに水産加工統計が掲載されており、平成23年では、生産量2,973,201トン(生鮮冷凍水産物を含む)、経営体数は8,621となっております。
なお、この水産加工統計には、品目別生産量、都道府県別品目別生産量、都道府県別加工種類別経営体数が掲載されております。

アジひもの

アジのひものは、家庭用冷蔵庫でどのくらい日持ちしますか?
最近のひものは、甘塩(2%程度)で、高水分(60~80%)のものがほとんどですので、保管(保存)には、冷蔵・冷凍は欠かすことができません。家庭用冷蔵庫でより日持ちさせるには、1枚1枚丁寧にラップ等に包んで冷凍保管することをおすすめしますが、それでも2週間ぐらいで食べてしまうほうがよいでしょう。

シシャモ

スーパー等で販売しているカラフトシシャモは、シシャモとどう違うのでしょうか?
カラフトシシャモの学名はMallotus villosus、英名はCapelin、標準和名はカラフトシシャモとなっています。オホーツク海、北部大西洋沿岸部、バレンツ海、ベーリング海などに広く分布しており、アイスランド、ノルウェー、カナダ、ロシアなどから食用として輸入されています。産卵期が近づくと海岸へ押し寄せてきますので、日本でも初夏になるとオホーツク沿岸で漁獲されます。通常、雌の抱卵したものを用いて塩干品が作られます。食感、外観がシシャモに似ています。一方、シシャモの学名はSpirinchus lanceolatus、標準和名はシシャモとなっており、こちらは日本固有種です。秋になると北海道の釧路や鵡川などの河川へ遡上して産卵します。カラフトシシャモと比べると鱗が大きく、風味が異なります。どちらもキュウリウオ科に属する近縁種で、他にアユ・ワカサギ・チカなどもこの科に属します。
雄のカラフトシシャモはどうしているのでしょうか?
日本では開いてみりん干しなどに加工され、販売されています。数量は少ないですが塩干品も売っています。水揚後に選別機にかけて雄と雌に分けられます。海外の生産地で選別された雄は、食用として東欧マーケット向けに凍結されるか、フィッシュミールに加工されます。

塩タラコ・辛子明太子

購入した塩タラコの先端が緑色に変色していたのはなぜですか?食べても平気ですか?
このようなタラコは青子と呼ばれ、原料となるスケソウダラを漁獲し処理される迄の時間の経過によって胆臓内の胆汁が卵巣に付着することでこの現象が起こります。この部位を食べても、何ら害等ございません。
塩タラコ(辛子明太子)が安かったのでまとめ買いしました。家庭での長持ちの方法等教えて下さい。
メーカーによって多少の差異はございますが、冷蔵では1週間前後が賞味期限となっています。メーカー毎に公的な検査機関に依頼して調査することで決定しているのが一般的です。ご質問のように一度に食べられないほど大量にご購入いただいた場合には、タラコを1ヶづつラップ等で密封して冷凍室で保存していただくことをお勧めします。密封することで外気に触れず、また、乾燥を防ぐことにもつながります。こうすることで2ヶ月程度はおいしく頂くことができます。
なお、冷蔵状態でも辛子明太子の方が塩タラコよりアルコールが含まれる分、2~3日程度長持ちします。

塩数の子

北海道の友人から数の子をもらいましたが、食べ方がわかりません。教えてください。
お店で売られている数の子は飽和食塩水に浸けられた後製品化されていますので、そのままでは塩辛くてとても食べられません。まず塩抜きの作業が必要です。
約1リットルの水に小さじ一杯の食塩を入れて溶かし、300グラム程度の数の子をよく浸します。およそ2時間ごとに3回~5回、同じ割合の食塩水を作り取り替えてください。数の子の塩分を抜きすぎると苦くなってしまいますので、時々塩加減をみる必要があります。いい具合に塩分が抜き終わりましたら、身を割らないように表面の薄い膜を丁寧に剥いでからお召し上がりください。
塩数の子を保存する際のコツはありますか?
塩数の子は一度凍結すると、包んでいた膜が破れてしまい、独特の歯ごたえが失われてしまいますので、凍結させないよう注意が必要です。市販の塩数の子は-15℃以下で保存すると凍結してしまう恐れがありますので、外気に触れないようラップや容器に入れて0~-10℃程度で冷蔵すれば長期間保存できます。
また、塩抜きしたものは、凍結せず冷蔵庫に入れて早めにお召し上がりください。
塩抜きした数の子に味付けをする方法を教えてください。
記材料で漬け汁を作ります。
・だし 2カップ
・薄口醤油 大さじ3杯
・酒 大さじ3杯
・塩 小さじに1/3程度
一度煮立たせてからよく冷ましてください。その後、塩抜きした数の子(200g程度)を漬け込みます。密閉容器に入れ、冷蔵庫で2日ほど寝かせますと、漬け汁が数の子によく浸透して美味しくなります。かつお節を少々ふりかけてからお召し上がりください。

サバ

スーパー等の売り場でノルウェー産サバをよく見かけます。国産のサバと比べ背中の模様が違うようにみえますが、同じサバなのでしょうか?
近年、国産マサバの資源量は減少傾向にあり、30年くらい前から、これに変わり大西洋種のサバが大量に輸入されるようになりました。日本のマサバにくらべ背部の模様が単調で色が濃く、脂肪含有量が多いのが特徴で、内臓には浮き袋が無いことから日本近海のマサバとは別種とされています。日本近海のマサバは大西洋種にくらべ模様が複雑で全体的に薄いのが特徴です。
また、日本近海にはゴマサバも漁獲されますが、これは側に沿った楕円型の斑点と腹側にゴマを振ったような斑点が特徴です。

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